ＢＷ２ダブル：ニョログドラ+ラッキーナットレイ

ポケモン	技１	技２	技３	技４	持ち物	特性	最低命中率	不確定要素
キングドラ	だくりゅう	まもる	ハイドロポンプ	りゅうのはどう	いのちのたま	すいすい	80％	命中DOWN10％
ニョロトノ	ハイドロポンプ	めざめるパワー	てだすけ	まもる	みずのジュエル	あめふらし	80％	なし
クレセリア	サイコキネシス	どくどく	ねむる	トリックルーム	カゴのみ	ふゆう	90％	特防DOWN10％
ランドロス	じしん	ストーンエッジ	とんぼかえり	まもる	きあいのタスキ	いかく	90％	急所ランク+1
ナットレイ	ジャイロボール	タネマシンガン	のろい	まもる	たべのこし	てつのとげ	100％	なし
ラッキー	ちきゅうなげ	みがわり	たまごうみ	ちいさくなる	しんかのきせき	しぜんかいふく	100％	なし

第11回アリーナオフにてpskさんが使用していたパーティ*1です。
所謂雨パにカテゴライズされる系統のパーティですね。
シングルとは違い、ダブルでは１ターンで雨下のキングドラを場に立てることが可能です。
天候による火力と機動力を確保してダメージを蓄積して崩すのに特化しているのが雨の特徴ですね。

このパーティは着実な手段を多く取り入れていますね。
まず注目すべき点は技の命中率が低い点です。
おいおい命中が低いと技そのもの当たらないではないかと言われそうです。
勿論ただ命中が低いだけでは意味を成しませんが対価として高威力を獲得しています。

威力が高いとどうなるかと言えば相手を倒すのにかかる回数が減ります。
相手を一撃で倒すことが出来れば反撃の攻撃も貰いません。
これは自身の耐久も上げていることに繋がります。攻撃は最大の防御ですね。

また雨の天候補正で水技の威力も増します。
さらにこのパーティではニョロトノにてだすけが入っていますね。
これはダブルバトルならではの技です、恐らくシングルやローテーションでは使う機会はないでしょう。

優先度+5で自分は行動せずに味方の技の威力を1.5倍に上げる技です。
一見すると使い手が攻撃出来なくなるので効率は悪いように見えます。
しかし相方が高火力で高威力の技を使える相手より先手を取れるポケモンだった場合意味合いが変わります。

まず威力に1.5倍の補正が入るので威力の高い技を使う方が有利です。
威力95の1.5倍は142.5(47.5上昇)ですが威力120の1.5倍は180(60上昇)となります。

また2体で攻撃するリスクとして技を外すという事態のリスクを回避することも出来ます。
2体が高威力低命中の技を当てる確率よりは1体が高威力低命中を当てるほうが信頼性は高いですね。
雨パ自体が火力を重視する傾向にあるのでBW2においてニョロトノの手助けの習得は雨の安定性向上に貢献しました。

ただダブルバトルにおいて雨を使う場合にはよびみずの特性を持つポケモンの対策が肝になります。
よびみずは水技を吸い寄せる特性でこの特性を持つポケモンに水技はダメージが入りません。
対戦において当てたい相手に攻撃が当てれないと言うのは死活問題です。

主にダブルバトルでよびみずの使い手と言えばトリトドンが挙げられます。
雨を使うにおいてこのポケモンの対策は取れていないと勝ちはみ込めません。
このパーティではその対策としてニョロトノに目覚めるパワー
そしてナットレイ、ラッキーのダブルマークで対策がしていますね。

特にこのナットレイとラッキーは逆にトリトドンを起点にすることが出来ます。
雨を囮にしてトリトドンを誘いだし、そのトリトドンを起点として場を有利に展開する工夫がしてありますね。
さらにこのナットレイとラッキーは弱点を突けないと崩すのが非常に難しいポケモンです。

裏を返せば弱点さえ突かれなければひっくり返すだけの力を持っています。
この2体は自分の仕事を100％こなしていれば早々崩されることはありません。

さてナットレイとラッキーは特に格闘ポケモンが苦手ですね。
恐らく相手も対抗手段として格闘ポケモンがいれば入れてくるでしょう。
このパーティではその対抗馬としてランドロスとクレセリアで熱くカバーしていますね。

として仕込んでいるのではと思います(勝手な推測)
とんぼ帰りに関しては昨今は影踏み＋滅びの歌のロックのあるので
そのロック解除としても優秀ですね、また特性の威嚇を再度発動出来るのでシナジーも強いです。

クレセリアに関してはねむるを搭載しているのでこれにより定数ダメージで倒れる可能性を消しています。
またトリックルームを所持しているので相手のトリックルームへの返しとしても使えますし
のろいナットレイがいるので逆にトリックルームを展開したりも出来るので腐りにくいでしょう。

このパーティは雨パとしての面とラッキーナットレイを駆使して戦局を覆す面。
この2種類をうまく駆使しているパーティではないかなと思いました。
不確定要素に頼るのは好まない、自身でしっかり有利な場を作る
と言う人は組んでみてはいかがでしょうか＝∀＝）（ははは