ダブルバトル:いばる

へんか/命中90%/PP15/相手をこんらん状態にするが攻撃を2段階上げてしまう

  • はじめに こんらんについて

まずこんらんは他の状態異常であるねむり/どく/こおり/やけどに重ねることが出来ます。
他の状態異常にはない特徴で共存はとてもしやすいですね。


こんらん状態になると1〜4ターンの間

  1. 1/2の確率で威力40の物理攻撃を自分に行う
  2. 1/2の確率でいつもと変わらず技を行う

ただし、はかいこうせんなどの反動や、ねむり、こおり、ひるみなどになっているターンはカウントしません。
ダメージはリフレクターの影響を受けないが、ランク補正の影響は受けます。

  • こんらんさせる技として見た場合

命中に関して100%のあやしいひかりよりやや劣ります。
しかし技マシンで習得出来るために多くのポケモンが扱えます、シェアでは恐らくダントツでしょう。


次に攻撃を2段階上げてしまうこのデメリット効果ですが
相手が混乱を引いた場合威力40の物理攻撃を行う際にランク補正は影響するのでダメージは増えます。
こんらん自体を決定力に変える手段として考えるととても強力です。

  • のうりょくを上昇させる技として見た場合

命中90%でこんらん状態にするデメリットはありますが
ダブルバトルにおいては味方ポケモンに使うことが出来ます。
こんらん状態を回復する手段をあなたが所持しているなら味方の攻撃を2段階上げることが可能です。


これはダブルバトルにおいてはとても重要です。
なぜならダブルバトルでは能力を上げる技を入れたくても
4つの技に入れるスペースがないポケモンが多くいるからです。


そもそもダブルバトル自体まもるやみきりを入れる頻度が上がるルールです。
例えばまもると能力上昇の変化技を覚えさせた場合使える攻撃技スペースは2つです。
シングルバトルにおいて使えた攻撃技のスペースから見ると明らかに少なくなってしまいます。


技のスペースが減る場合
相手ポケモンの弱点を突くことが出来ない=すぐに相手ポケモンを倒せない
こういった事態に割となり、相手ポケモンに色々と行動を許してしまいます。
相手ポケモンに行動を許す=相手ポケモンに仕事をさせていることであり、負けに繋がりやすくなります。


ただ威張るを横のポケモンにしてもらい、自身は混乱にならない手段を所持していた場合
能力上昇の変化技のスペースは攻撃技のスペースに代わるので攻撃範囲を広げることが出来ます。
弱点攻撃+攻撃2段階上昇も合わされば多くのポケモンを処理するスピードが上がります。
それは自身の勝利に直結する手段にもなると言うわけですね。

  • こんな状況にいばるを使うと効果的
    • 相手にダメージを与える手段が自他共にない/相手に先制出来る場合/相手が特殊

ダブルバトルをやる上で威張る使用者が躊躇いもなく威張るをぶち込める状況です。
相手が特殊ポケモンの場合基本覚えている技も特殊技なので攻撃を上げても何もリスクはなく
此方としては威張るの自滅ダメージを上げることが出来ます。


またお互いに打点が無いポケモンの多くは有利な場を維持するのが得意なポケモンが多いです。
逆に言えば此方としてはそのまま場に滞在されるのはあまり好ましくないポケモンとも言えます。
そうしたポケモンの行動をさせない、または交換させることが出来れば味方としてもやりやすくなるので便利です。

    • 相手にダメージを与える手段が自他共にない/相手に先制出来ない場合/相手が特殊

相手に先に行動されるとはいえ上記とそこまで困ることはありません。
ただみがわりには注意しないといけません、いばるが無効化されてしまいます。
また先に行動出来るほうが此方としても便利なのは言うまでもありません。
不便に思うのならでんじはやトリックルームやこごえるかぜなどの行動を逆転する手段を用いるといいかもしれません。

    • 相手にダメージを与える手段が此方にない/相手に先制出来る場合/相手が特殊

相手には此方にダメージを入れる手段があるが此方には手段がない場合ですね。
ただ先に行動出来れば何も心配することはありません、やることはないのでどんどん威張りましょう!

    • 相手にダメージを与える手段が此方にない/相手に先制出来ない場合/相手が特殊

若干ここまで来ると苦しくなります。信号で言えば黄色と言う感じです。
ただいばるが相手にHITすればまだ分かりません。HITしなかった場合は諦めましょう\(^o^)/

    • 相手にダメージを与える手段が自他共にない/相手に先制出来る場合/相手が物理

さて物理ポケモンになると少しリスクが発生してしまいます、なぜなら相手の火力を上げてしまうからですね。
お互いに打点が乏しくても攻撃を2段階上げてしまうので特殊ポケモンのように気軽には狙えません。
とは言えお互いに打点がないならまだ余裕はあります、やることもないので積極的に威張りましょう。

    • 相手にダメージを与える手段が自他共にない/相手に先制出来ない場合/相手が物理

これも特殊と同じですね、注意すべき点も変わりません。

    • 相手にダメージを与える手段が此方にない/相手に先制出来る場合/相手が物理

ここまで来ると此方がかなり追い込まれている状況です。信号で言えば赤信号です。
たぶんこの局面を外すと負けるなというくらいでないとおそらく仕掛けないと思います。
ただ物理ポケモンと言うことは攻撃力も高く自滅時のリターンもでかいです。
混乱させると思ってレッツ威張る!!!

    • 相手にダメージを与える手段が此方にない/相手に先制出来ない場合/相手が物理

本当に色々追い込まれて積みましたな状況です。信号で言えば赤信号です
たぶん厳しいことこの上ないでしょう。
ただ相手に威張るを防ぐ手段がないと信じて威張るしかないんや!レッツ威張る!!!

  • まとめ

このように威張るも状況に応じて色々と意味合いが違ってくるので
誰それ構わず威張るものでもありませんが御覧のように腐ることは少ない技です。
味方の物理ポケモンにラムのみやキーのみを持たせていれば
これは味方の能力強化に使うものですよ^^と言う大義名分を得て威張れるのは便利ですね(待て


自分の場を強化する手段/相手の場を妨害する手段の2つの顔を持つ技だと思います。
ただ命中率は90%と言う点からついつい成功するものと考えがちですが
失敗することもきっちり頭に置いておかないといけません。


またこのいばるも誰しもが好む万能技と言うわけでもありません。
プレイヤーによってはどうも使い勝手が悪いと思う人もいらっしゃるでしょう。
そのような方は他の技を模索した方がいいかもしれませんね(・∀・)


私もいばるとは波長が合わなかったのであまり威張るを軸にしたパーティは使っていません\(^o^)/