ダブルバトル:じしん

物理100/命中100/PP10
威力・命中・タイプの3拍子揃い、技マシンで覚える汎用性の高さが魅力なデメリットのない技ですね。

敵味方問わず自分以外のポケモンにダメージを与えます。
そのため全体攻撃のためダブル補正が入り威力は実質75です。
GBA時代はこの補正が入らず100のままだったんですけどね。なのでガラガラは非常に強力でした。
逆に言えばこの補正が入ったからこそメタグロスの黄金時代が来たとも言えます。


しかしダメージ効率を見ると味方まで含めれば75×3=225の威力を持ちます。
相手2体のみに限っても150の威力に換算出来る技とも言えますね。
また全体攻撃の中で威力・命中が非常に高水準で備わっています。
これにより読みを放棄しつつ相手にきちんと当てることが出来るのが最大の強みです。


またこちらがひこうまたはふゆうの特性を持ったポケモンと組ませれば

  1. ひこうまたはふゆうポケモンの攻撃技+じしん
  2. ひこうまたはふゆうポケモンの変化技+じしん

の2段階派生が可能です。
これは地に足をついてるポケモンでは巻き込み地震による味方ポケモンのダメージを受けるデメリットを気にせず
お互いが自由に行動出来て、効率的にダメージを稼げるのが魅力ですね。

  • 使う際に気をつけなくてはいけないこと
    • 相手もこのスタイルを採用している(片方もしくは両方が浮いている)

相手が地震の一貫性を消している場合ですね。
その場合読みを放棄してダメージを稼ぐことが出来なくなります。


むしろ通常のダブルバトルの状態になるだけで対してデメリットではありません。
ただ地面タイプのポケモンの場合タイプ補正の恩恵を受けれないので
複合タイプでもないなら火力不足を感じることはあるかもしれません。

    • こおりの一貫性/でんきの一貫性/いわの一貫性

これは自身がじしんを積極的に採用する場合に起きるケースですね。
味方の巻き込みを受けたくないために採用する場合陥りやすいです。
ひこうまたはふゆうポケモンという条件から上記3タイプの一貫性は意識しなくてはいけません。


この3タイプはポケモンとしても技としても非常に採用率が高いです。
技が一貫している場合相手プレイヤーはその技をひたすら打つだけでいいので楽です。
これはつまり読みの放棄に繋がります。そしてこの3タイプのうち3タイプは強力な全体攻撃があります。


放電、吹雪、岩なだれで特に岩なだれは強力なので気をつけなくてはいけません。
そしてじしんを採用出来るポケモンの多くはこの岩なだれを所持している確率が高いです。
地面の一貫性もそうですが岩の一貫性もしっかり意識しなくてはいけません。
そう考えた場合鋼は色々と相性が良く、ダブルバトルにおける採用率の高さも分かるのではないでしょうか。

  • まとめ

威力100で尚且つ命中も100
この命中100がどれほど大切で大きいのかは他の読みを放棄出来る技を使えば分かると思います。
だくりゅう、ねっぷう、いわなだれ、ふぶきetc
これらも読みを放棄出来て、追加効果も強力ですが命中は100ではありません。
ポケモンは技を選択して終わりではありません、技を選択して相手に当たらなければ意味がありません。


これはついつい技が当たる前提で考えがちなダメージ計算では想定できない要素です。
読みを放棄出来て思考停止出来ても相手に技当たらなければ読みの放棄した意味もありません。
そう言う点からもじしんという技は非常に計算出来る技でダブルバトルでは重宝されているのかもしれません。